昨年の母の日にもらったカーネーション。
一昨年は失敗の失敗しましたが昨秋は綺麗に開花させることが出来ました。
そして春にまた綺麗な花を咲かせるべく室内での冬越しに挑戦しました。
北国の冬はマイナス10度以下になることもあります。
外での越冬は厳しいです。
室内で順調に育っていたカーネーションですが春を目の前に事件が。
虫が大量発生したのです!!
枯れるのか?
それともいっぱい咲くのか?
虫に気付くまでの生育状況(秋から冬)
切り戻し・水やり・栄養の状況
- 切り戻し
秋に花を咲かせたカーネーションはその後大きく切り戻しはしませんでした。
咲き終わった花はその都度カットしていましたが、花が終わった後は全体をバランスを整える程度にカットして冬越し開始。寒くなる前に大胆にカットしたらそのまま大きくならないような気がして。
- 水やり
土がカラカラに乾いてから一気にあげる感じ。
- 肥料
花が咲かない時期なので栄養剤もたまに気が向いたときにあげていました。
2週間に1回の間隔でアンプルの液肥を半分程度あたえる。
あまり手をかけずゆるく冬越しにしていました。
寒さが厳しくなったタイミングで屋内へ移動(11月初旬)
我が家は北国。
11月になると夜は外はかなり冷えます。
カーネーションは寒さに弱いので冬に向けて屋内へ移動しました。
屋内に移動してからの状況はこんな感じです。
- 玄関先の窓辺へ置く
真冬前は玄関先でも寒く無いこの場所
- リビングの窓辺へ移動 玄関には暖房を入れてないので寒くなって来たらリビングへ。窓辺で日当たり対策。
- 2階の出窓に移動 出窓の方が日当たりが良いので二階の出窓へ。
- リビングの窓辺へ再度移動
見えないところに置いたら水切れをおこして死にそうに!
いつでも見えるリビングへ再度移動。
あっちへ移動、こっちへ移動しゆるく手入れしながら春を待っていました。
植物は外で育てる!我が家の基本原則。その理由は・・・
我が家は基本的に屋内で植物を育てていません。
土 = 虫
そういう考えがあったからです。
以前は土が必要ないハイドロカルチャーで植物を育てていましたが、上手くできないとカビが発生したりするのでそれもやめました。
今回は、娘からもらったカーネーションを春までもたせたかったので決まりを破って室内へ入れました。
冬だしそんなに虫なんて出ないのでは?
という考えもありました。
しかし結果的にそれは間違いでした。
やはり室内で植物を育てるのはリスクがあると再確認しました。
虫に気付く頃のカーネーションの状況
2月中旬:虫に気付いていない
つぼみが出来始めました。
この時はまだ虫がいると思って写真を撮っていませんでした。
でも
実はこの時すでに虫が大量に発生していました。
拡大写真がこちら。
拡大しなければ分からないほどの小さな虫です。
3月初旬:初めて虫を認識
つぼみに色がつき始めました。
写真を撮ってみました。
春にはまたいっぱい咲くな~と普通の経過記録のつもりの撮影でした。
丁度スマホを交換しズーム機能が充実したので、ズームで写真を撮ってみました。
そしたら、葉っぱの中心に黒っぽいものがあります。
なんだろう?
土?
それに全体的に葉っぱがモヤッとしているような。
気になってもっと拡大したら
なんと、虫の大群でした。
ゲーッ!
モヤッとしていると感じたのは虫か虫の卵がいて白っぽい感じがしてたのです。
そこから対応策を探し始めました。
カーネーションに大量発生した虫はハダニ?アブラムシ?
小さな虫の正体は何?
虫は写真をアップにしてみて初めてしっかり見えるくらいの小ささでした。
1mm無いと思います。
普段は気が付かないほどのサイズ感です。
他の葉っぱも写真を撮って拡大して見てみたらやはり虫がいます。
私は田舎者なので虫はそんなに苦手ではありません。
が・・量が多過ぎて気持ち悪い量でした。
こんな感じです。
一番嫌なのが
虫が付いている植物が室内にあるという事実。
すぐに外へ出したいところですが、まだ外は雪が降る季節。
夜は氷点下になります。
仕方ないので玄関のたたきに移動しました。
虫の種類が気になって調べてみました。
カーネーション 虫
と検索すると
ハダニとアブラムシが出てきます。
うちのはどっちなんだと思って写真と検索結果を比べてみたらサイズ的にはハダニです。
ハダニってこんな虫
ハダニ
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。
被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。【対処法】
予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
駆除
ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。
多く発生している場合は、ハダニに効果がある食品原料生まれのスプレーがおすすめです。アース製薬ホームページより
うちのカーネーションは葉っぱに穴が開いたり色が抜けたりしていないように見えます。
でももしかして新芽
でもサイズ的にはハダニです。
アブラムシってこんな虫
アブラムシ
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様ですが、黄緑色のものが多いのが特徴。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。
ウイルス病を媒介することもあります。【対処法】
予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
駆除
数が少ない場合は、セロハンテープなどで取りのぞきましょう。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。アース製薬ホームページより
形はや色はアブラムシに似ていますがサイズが違います。
アブラムシだと1.8~2.0mmと書かれていますが我が家の虫はそんなに大きくありません。
でもこの二つのどちらかだと思いますが多分ハダニかな?
カーネーションの害虫駆除。やってみたのはこの三つ
ハダニだろうと目星をつけて出来ることからやってみることにしました。
①スプレーで水を噴射してみる
寒い時期だったこともあって最初に試したのはスプレー容器に水を入れて虫に噴射すること。
根気強く何度も何度も葉っぱごとにしつこくやりました。
しかし若干減ったかな?程度の効果でした。
②効果絶大:水で洗い流す
次はシャワーホースを使って外で水で洗い流してみました。
スプレーで水を噴射するのと比べたら圧倒的に楽ちんです。
ハダニ駆除にもとても効果があるけどとても楽ちんな方法のです。
寒い時期でしたが暖かい日中に外の水道にシャワーホースを取り付けて洗い流してみました。
- シャワーホースの水流:キリ
少し弱すぎます。水のスプレーよりはましかなと言う感じ。 - シャワーホースの水流:シャワー
これは結構勢いがあって枝が水圧に負けそうでしたがどうにか持ちこたえました。表裏とも時間をかけて1本1本を洗うようにしました。
そしてその後写真を撮って見たら効果テキメン。
虫が劇的に減りました!
所々に見えましたがかなり減りました。
劇的な改善です。
1度では絶滅は無理だと思い水で洗い流す作業を数日ごとに3回繰り返しました。
簡単な水で虫を洗い流す方法でほぼ撃退出来ました。
③とどめを刺す&予防に植物原料生まれのスプレーをかける
虫を水で洗い流したカーネーション。
まだちょっと心配だったので植物原料生まれのスプレーを散布しました。
アブラムシだったとすればこのスプレーが撃退・予防両方に効果があるようです。
使用したのは我が家で常備しているこの商品。
製品詳細
製品名 アースガーデン やさお酢 1000ml 内容量 1000ml 生産国 日本 有効成分 酢酸(酸度:0.25%) 成分 【原材料】酢酸、甘味料(キシリトール)、調味料(アミノ酸)、乳化剤 効果・効能 使用目的:害虫と病気の防除 その他 名称:合成酢 適用病害虫:アブラムシ、ハダニ、コナジラミ、うどんこ病、灰色かび病
【特長は100%食品】
しっかり虫・病気に効くオリジナルブレンドのお酢
食酢は農薬取締法により安全性が認められた特定防除資材です。食用ではなく食物の病害虫防除に用いる商品です。
【病気と虫の発生予防と虫の退治に】
発生前からスプレーしてアブラムシ、ハダニ、コナジラミ、うどんこ病、灰色かび病の発生を防ぎます。殺虫効果もあり、発生してしまった虫の退治にもお使いいただけます。【お酢のチカラで植物元気】
お酢には植物が育つための栄養素が含まれているため、病害虫から植物を守るだけでなく、元気に育てることができます。【食べる直前まで使える】
【薄めず使える】
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使用方法【散布方法】
- スプレーの先端口のキャップを回し、「SPRAY」にあわせると、近くに広く噴射できます。
- 「JET」にあわせると、離れた所まで噴射できます。
- 使用後は、必ず「OFF」に戻してください。
・逆さスプレーできます。
・薄めずそのまま使えます。
【使用方法】
- 葉の表裏や茎にまんべんなく散布してください。
- 2、3日おきの散布を約2週間続けることで害虫の増殖を1ヵ月程度抑えます(アブラムシ、ハダニの場合)。散布状況、気象条件(散布後すぐに雨が降るなど)によっては、効果にむらが生じる場合があります。
- 日中の高温時はさけ、早朝か夕方に散布してください。
- 雨が降った後は効果が薄れるので、再度散布してください。
【効果的な散布方法】
- 虫の退治:発生初期にたっぷり散布してください。
- 病気と虫の発生予防:2、3日おきに葉や茎にたっぷり散布してください。
アース製薬 アースガーデン やさお酢 1000ml商品紹介ページ
これが最後の駆除だと考え数回散布しました。
あとはもう虫が出てこないよう祈るのみです。
まとめ
今朝の写真です。かなり咲き始めてきました。
初めての室内での害虫の被害。
見つけて早めに対処したおかげでどうにか花も咲き始めています。
今回思ったことはやはり植物には虫が付くってこと。
室内での越冬はこれからますます注意が必要だと感じました。
だけど
水で洗い流すだけでもかなり効果があることも実感出来ました。
次に室内で冬越しするときには、予防としてはやさしい薬剤を散布してから室内へ移そうと考えています。
早めに見つけるためにもよく観察することが必要ですね。
小さな虫を見つけるためには写真の拡大もおすすめです。